ノイズキャンセリング機能付き!ダンスでも使えるイヤホン3選

ノイズキャンセリング機能があるイヤホンを使ってみたい!

おすすめのノイズキャンセリング機能付きイヤホンが知りたい。

こんな悩みをお持ちでしょうか?

この記事を読むことで、ノイズキャンセリング機能とは何かがわかり、おすすめのノイズキャンセリング機能付きイヤホンを知ることができます。

筆者はダンス歴6年。大学で初心者としてダンスを始め、後に振り付けを担当していました。
現在は会社員として働きながらダンスを続けています。

それでは、内容を見ていきましょう!

そもそもノイズキャンセリング機能ってなに?

みなさん一度はノイズキャンセリングって聞いたことありますよね。

簡単に言うと、周囲の騒音を低減させる技術のことです。

でも実は、ノイズキャンセリング機能にはいくつか種類があるんです。

大きく分けると以下の2つです。

  • アクティブノイズキャンセリング(ANC)
  • パッシブノイズキャンセリング(PNC)

それぞれ詳しく解説します。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)

こちらがみなさんがイメージするノイズキャンセリング機能だと思います。

イヤホンのボタン一つで周囲の音が消えるというCMはよく目にしますよね。

「アクティブ」というのは、「能動的」という意味です。
つまり、積極的に騒音を打ち消しに行くイメージで良いと思います。

音には波長、つまり波があります。
海の波に高さがあるように、音の波にも高い低いという概念があります。

波は周期的に繰り返す波形で表されますが、それを「位相」と言います。

不思議なことに、この位相を上下逆転させた位相と重ねると、お互い打ち消し合う性質があるんです。

この時の位相を「逆位相」と言います。

つまり、高い波と低い波を重ねると波が打ち消され、音が聞こえなくなるという原理です。

アクティブノイズキャンセリングは、この原理を応用しています。

イヤホンに搭載されたマイクで周囲の騒音をキャッチし、その位相と対になる逆位相の波長を出すことで、騒音をかき消し、没入感のある音楽体験を提供しています。

ただし、ただ騒音をかき消せば言い訳ではありません。

ノイズキャンセリング機能が強すぎると、逆に耳が圧迫されるような感覚があり聴きづらくなる恐れがあります。

そこで、各社独自に調整機能を用意するなど、機能と快適性を両立させる技術を開発しています。

アクティブノイズキャンセリング機能をワイヤレスイヤホンに搭載するためには、高い技術力が必要になります。

なので、現状は高価格帯のイヤホンに搭載されていることが多く、低価格帯のイヤホンでは搭載されていないか、搭載されていても機能としては弱いものがほとんどだと思います。

また、低価格帯のイヤホンでも、ノイズキャンセリング機能と記載している製品を見かけることがあります。

これは、アクティブノイズキャンセリング機能ではないことがほとんどでしょう。

低価格帯のイヤホンのノイズキャンセリング機能は、CVC(Clear Voice Capture)を指していることが多いです。

CVCとは、使用者の音声をクリアに相手に届けるための技術です。

つまり、音楽を受信するときではなく、音声を送信する際に効果があるものです。

アクティブノイズキャンセリング機能とは全く違う機能ですから、製品の仕様をよく確認しましょう。

少なくとも5,000円未満の製品にはアクティブノイズキャンセリング機能は搭載されていないという認識で良いかと思います。

あったとしても、せっかくノイズキャンセリング機能を求めているなら、多少値が張っても高性能なものにしておくことをおすすめします。

技術の進展と共に、今後少しずつ低価格帯イヤホンにも搭載されていくでしょう。

パッシブノイズキャンセリング(PNC)

こちらは、イヤホンの形状等の構造で騒音を低減させる技術です。

「パッシブ」というのは、「受動的」という意味です。
つまり、騒音を通さないように壁を作って防御するイメージで良いと思います。

アクティブノイズキャンセリング機能とは異なり、音の波形に合わせて処理をするようなものではなく、物理的に騒音をカットすることで耳栓のような役割を果たします。

複雑な処理は必要ないため、広い価格帯の製品でそれぞれ工夫がされています。

実はパッシブノイズキャンセリングでもかなり騒音をカットすることができます

大切なのは、耳とイヤホンの隙間を少なくしてなるべくフィットさせることです。

フィット感がイマイチな時は、イヤーピースなどを取り替えることで大きく改善することがありますから、試してみてください。


ここまで、アクティブノイズキャンセリングとパッシブノイズキャンセリングについて解説してきましたが、これらは排他的な機能ではありません

つまり、アクティブノイズキャンセリングとパッシブノイズキャンセリングを上手く掛け合わせることで、さらに高い次元の機能を提供することができます。

攻めのアクティブ守りのパッシブと覚えておきましょう。
攻守ともに強いイヤホンは、きっと日常生活の強い味方になってくれますよ。

ノイズキャンセリング機能付き!ダンスでも使えるイヤホン3選

注意点

今回紹介するのは、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載した製品です。

簡略化のため、ノイズキャンセリング機能と記載しています。

今回紹介するのは、以下の3製品です。

  • Apple(アップル):AirPods Pro(第2世代)
  • SONY(ソニー):WF-1000XM4
  • Anker(アンカー):Soundcore Liberty Air 2 Pro

それぞれ詳しく解説します。

Apple(アップル)
AirPods Pro(第2世代)

製品名AirPods Pro(第2世代)
メーカーApple
形状タイプ完全ワイヤレス
連続再生時間6時間
操作方式タッチ操作
搭載機能アクティブノイズキャンセリング
空間オーディオ
オーディオ共有
ダイナミックヘッドトラッキング
アダプティブイコライゼーション
防水性能IPX4
通信規格Bluetooth 5.3
重量5.3g(左右各)
カラーホワイト

言わずと知れた有名イヤホンAirPods Pro第2世代が、先日発売されました。

AirPodsの強みは、とにかくiPhoneとの相性が抜群に良いことでしょう。
他のApple製品と連携させながら使うのがベストです。

独自の「H2チップ」を搭載したことにより、さらに機能面で強化されています。

特にアクティブノイズキャンセリング機能には定評があります。

一度使うと他のイヤホンに戻れないと言う声もあるほどですから、一度体験してみるのが良いと思いますよ。

SONY(ソニー):WF-1000XM4

製品名WF-1000XM4
メーカーSONY(ソニー)
形状タイプ完全ワイヤレス
連続再生時間8時間(ノイズキャンセリングON)
12時間(ノイズキャンセリングOFF)
操作方式タッチ操作
搭載機能ノイズキャンセリング
LDAC対応
DSEE Extreme
360 Reality Audio
スピーク・トゥ・チャット
防水性能IPX4
通信規格Bluetooth 5.2
重量約7.3g(左右各)
カラーブラック
プラチナシルバー

ソニーはウォークマンの開発などで知られているように、以前から音響について開発を進めてきました。

そのソニーの技術力が詰まったイヤホンが、このWF-1000XM4です

独自技術の360 Reality Audioをはじめ、コーデック方式で最高レベルのLDACへの対応、MP3などの圧縮音源をAI技術を駆使して高音質にアップスケーリングするDSEE Extremeなど、あらゆる音響技術が搭載されています。

このイヤホンの音質の良さは折り紙付きです。

360 Reality Audio

「全方位から音が降り注ぐ、新体験。」の言葉通り、360立体音響技術を利用した新しい音楽体験を提供しています。

音源に位置情報という概念を設定し、音源を球状の空間に配置することで立体的な音場を多感できます。

Anker(アンカー)
Soundcore Liberty Air 2 Pro

製品名Soundcore Liberty Air 2 Pro
メーカーAnker
形状タイプ完全ワイヤレス
連続再生時間6時間(ノイズキャンセリングON)
7時間(ノイズキャンセリングOFF)
操作方式タッチ操作
搭載機能ウルトラノイズキャンセリング
外音取り込み
HearID 2.0
LDAC対応
防水性能IPX4
通信規格Bluetooth 5.0
重量約62g(充電ケース含む)
カラーブラック
ホワイト
ネイビー
ピンク

Soundcore Liberty Air 2 Proは、そこまで高価格ではないにもかかわらずウルトラノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンです。

周りの環境に合わせて、ノイズキャンセリングの強度などを調整することができます

また、専用アプリを使用することでイコライザーをカスタマイズすることが可能で、「HearID 2.0」という機能により自分好みのサウンドを楽しむことができます。

最適な密閉感かどうかを診断する「イヤーチップ装着テスト」も提供されています。

製品を比較してみよう

紹介した3製品を比較表にしてみました。
製品名を押すと、説明箇所に飛ぶことができます。

製品画像
製品名AirPods Pro(第2世代)WF-1000XM4Soundcore Liberty Air 2 Pro
メーカーAppleSONY(ソニー)Anker
形状タイプ完全ワイヤレス完全ワイヤレス完全ワイヤレス
連続再生時間6時間8時間(NCあり)
12時間(NCなし)
6時間(NCあり)
7時間(NCなし)
操作方式タッチ操作タッチ操作タッチ操作
搭載機能アクティブノイズキャンセリング
空間オーディオ
オーディオ共有
ダイナミックヘッドトラッキング
アダプティブイコライゼーション
ノイズキャンセリング
LDAC対応
DSEE Extreme
360 Reality Audio
スピーク・トゥ・チャット
ウルトラノイズキャンセリング
外音取り込み
HearID 2.0
LDAC対応
防水性能IPX4IPX4IPX4
通信規格Bluetooth 5.3Bluetooth 5.2Bluetooth 5.0
重量5.3g(左右各)約7.3g(左右各)約62g(充電ケース含む)
カラーホワイトブラック
プラチナシルバー
ブラック
ホワイト
ネイビー
ピンク
価格帯

*NC:ノイズキャンセリングの略称です
*価格帯は星の数が多いほど高いことを表しています

まとめ:一度使うとやめられない

ノイズキャンセリング機能は、一度使うとやめられないほどの音楽体験を提供してくれる機能です。

各社がしのぎを削って開発しているのも頷けます。
まだ体験したことがない方には、ぜひ体験してみてもらいたいですね。

ただし、ノイズキャンセリング機能付きイヤホンを使用する際には注意点もあります。

より高いノイズキャンセリング機能を提供するということは、それだけ周囲の音を拾わないということです。

電車で座っているときや家の中にいるときなどは、さほど問題ではありませんが、歩行時に車や踏切の音に気づかないなど事故につながるリスクもあります

使用する際は十分気をつけましょう。
歩行時は機能をOFFにしておくなどの工夫も大切です。

最近では、むしろ周囲の音を取り込みながら使用できる「ながら聴き」を売りにした製品も出てきています。

それぞれの使い方に合った製品を選ぶと良いと思います。

ただ、ダンス練習に関して言うと、ノイズキャンセリング機能は絶対にあったほうが良い機能です。

練習時の没入感はもちろん、音の細部まで集中して聞けることがダンスにとっては大切なことですからね。

ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンで、ダンス練習の質を上げましょう。

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また、機能に関係なくおすすめワイヤレスイヤホンが知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【2022年版】ダンスでも使えるイヤホンおすすめ11選!


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