ダンスを子供に習わせることのメリットについて考える【注意点もあり】

子供にダンスを習わせるメリットってあるのかな、、、?
ダンスをやらせるべきか迷う。
こんな悩みをお持ちでしょうか?

この記事を読むことで、子供がダンスをするメリットや、ダンスを習わせる上での気をつけるべき点を知ることができます。

筆者はダンス歴6年。大学で初心者としてダンスを始め、後に振り付けを担当していました。現在は会社員として働きながらダンスを続けています。

それでは、内容を見ていきましょう!

ダンスを子供に習わせることのメリットについて考える

まず、内容に入る前に注意点があります。

今回は子供がダンスをすることのメリットについて書きますが、必ずしもそのメリットの通りになるわけではないことを理解しておいてください。
特に精神面におけるメリットに関しては、個人が生まれ持った性格などを一から変えるようなものではないと思っています。

ただ、そのような環境に身を置くことで徐々に変化していくこともありますので、人それぞれだと考えています。
あくまで参考程度に捉えてください。

なぜわざわざこんなことを書くかと言いますと、私自身小さい頃からかなりの人見知りでして、それはダンスを始めてからも払拭されていません。

これは人によりますが、ダンスをしている時の自分と普段の自分は別人だと思っています。
ダンスをしている時は堂々としていても、それ以外は静かにしているような性格です。
しかし、ダンスを始めたことで間違いなく人見知りは改善していますから、ダンスをする環境の影響は少なからずあります。

以上を踏まえて、メリットについて見ていきましょう。

子供がダンスをすることには、以下のようなメリットがあると考えています。

・体を動かす感覚が掴める

・体力がつく

・怪我をしにくい体になる

・リズム感が鍛えられる

・努力の大切さを学べる

・自分と向き合える

・成功体験を知れる

・度胸がつく

・仲間ができる

それぞれ詳しく解説します。

体を動かす感覚が掴める

これはダンスをする上で欠かせない力です。

ダンスは基本的に自身の体を使って表現をしていくものですから、体を上手くコントロールしなければいけません。
普段の生活ではしないような体の使い方をするため、もちろん最初は難しいですが、練習を重ねていくことで、段々と思い通りに動かせるようになります。

また、ダンスは微妙な重心の位置の違いで、シルエットが全く大きく異なることもあります。
これは体幹やバランス感覚に通じるものがあるかもしれませんが、自然な体の動かし方を知ることは、運動において有利に働くのではないでしょうか。

振りを真似して再現する力がつくため、スポーツなどの習得が早まる可能性もあります。
体の動かし方を学んでいくことで、必要な筋力もつけていくことができます。

また、ダンスをするには運動神経が必要なのではないかと気になる方もいるかもしれません。
こちらの記事でダンスと運動神経の関係について書いているので、参考までに貼っておきます。

ダンスの上手さと運動神経の良さは関係がある?【ほぼありません】

体力がつく

子供のうちに体力をつけておくことは、将来的に重要な要素だと思います。
ダンスは体全身を使った運動のため、非常に体力を使います。

これは動きの激しいダンスに限らず、一見動きの緩やかなダンスでも予想以上に体力を使っていたりします。

特にショーケースなどで3〜5分間踊るのは大人でも大変です。
終わってから立ち上がれないほど息が上がるようなこともよくあります。

ただし、体力づくりに重きを置いているスクールでない場合は、普段の練習ではそれほど体力がつくような練習メニューを行わないかもしれません。
そのような場合は、球技などのスポーツをしていた方が、体力がつく可能性もあります。

怪我をしにくい体になる

これはつまり柔軟性が身に付くということです。
柔軟性は、大人になるとなかなか身につけることができませんよね。

ダンスは全身を使った運動のため、始める前には必ずストレッチを行います。
体が柔らかいと、より可動域が大きくなりダンスの幅が広がります。

小さい頃に柔軟性を高めるような運動をしておくことで、大きくなってからも怪我をしにくい体を作ることができると思います。
特に男子は体が硬い傾向があり、小さい頃から体を柔らかくしておくことは、将来他のスポーツに打ち込む時においても大切です。

リズム感が鍛えられる

これはダンスだからこそ得られるメリットだと思います。
ダンスは音楽があってこそできるものですから、必ず音に合わせて動く練習をします。

リズム感覚は、練習によって鍛えることができます。

リズム感はダンスや音楽に大切な感覚ですが、運動においても重要な役割を果たしているという話もあります。
例えば、大縄跳びにリズム感が必要だということは、みなさんも想像できるかと思います。

努力の大切さを学べる

ダンスが上手くなるためには、体の使い方やステップや表現など、いろいろなことを学んでいく必要があります。
最初はできない状態からスタートするため、難しいというイメージがついてしまうこともありますが、練習を重ねていくことで克服することができます。

特に基礎練習は非常に大事ですが、とにかく同じことを繰り返すため、地道な努力の積み重ねが必要です。

この地道な練習を乗り越えてダンスのスキルを身につけることで、基礎の大切さを知るとともに、「努力をすることで自分にもできる」という感覚をつかむことができます。

「自分にはできる」という思考ができることは本当に重要なことです。
その後の人生において、壁を打ち破る糧となるはずです。

自分と向き合える

ダンスの練習は、基本的に鏡を見ながら行います。
つまり、常に自分を見ながら練習をしているのです。

一挙手一投足の動きが全て自分に見えていて、これは他人から自分の動きがどう見えているのかを理解することに繋がります。
鏡の中の自分を見ながら、どんなシルエットがかっこいいのか、綺麗なのかを研究することが大切です。

これはダンスの動きだけではなく、メイクや服装も含めて、周りからどう見えているのかを意識することになります。

みなさんは1日のうちどのくらい自分と向き合っているでしょうか?
子供の頃からこうした癖をつけておくことは、後の人生において、自身のブランド力を上げる力になると思います。

成功体験を知れる

成功体験というのは、普段の練習で出来なかったことを克服することもそうですが、イベントなど大きな舞台でショーケースをやり切るといった経験についても言えます。
イベント本番に向けて練習をして、それを披露することで自信に繋がっていきます。

また、オーディションなどを受けることも、成功体験を得られる可能性があります。

もちろん全てが上手くいくわけではありませんが、成功体験を知っている子供は小さなことに躓かず、諦めずに努力する力を持っているのではないかと思います。

度胸がつく

先ほどイベントについて取り上げましたが、人前で発表する経験を重ねておくことで段々と慣れていき、度胸がついていきます。

ダンススクールでは、レッスンの中で何組かの班に分けて少人数で踊らせることが多くあります。
始めは緊張してなかなか上手く踊れなくても、回数を重ねていくことで当たり前になっていきます。

また、練習を重ねてスキルが身に付くほど、人前で踊ることの心理的な障害は少なくなっていきます。
むしろもっと上手くなって褒めてもらいたいという気持ちが働いて、前に出て行けるようになる可能性もあります。

最近ではダンスが授業として取り入れられているため、こうした経験があれば、物怖じせず取り組むことができると思います。

仲間ができる

スクールのイベントなどでは、基本的に大人数でショーケースを作っていきます。
それぞれが好きに踊るのではなく、同じ動きをしていかなければならないため、メンバーの仲間意識が形成されていくのです。

こうした学校以外での友達関係を持っておくことは、子供の心理的にも重要なのではないかと思います。

子供の居場所をいくつか作ってあげることで、何か嫌なことがあった場合でも他の居場所があるという安心感になるからです。

ダンスを習わせる上で気をつけるべき点

ここまで、子供がダンスをすることのメリットについてお伝えしてきましたが、ダンスを習わせる上でいくつか注意しておいて欲しい点があります。

  • かかる費用について
  • 親がするべきこと

詳しく解説します。

かかる費用について

まず、ダンスにはお金がかかります。
これは主にダンススクールに通うためのお金です。

ただダンスをするだけであれば音楽と体があれば良いのですが、ダンススクールに通うとなるとそれだけではありません。
特にスクールで開催されるイベントには、普段のレッスン料の他に費用がかかることがほとんどだと思います。

また、イベントに出るたびに衣装が必要になるため、これらも自費になる可能性があります。

どのくらいの費用がかかるかはスクールによって違いますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

親がするべきこと

子供をスクールに通わせても、それで終わりではありません。
普段のレッスンに送り迎えに行ってあげる必要があったり、昼食を持たせてあげる必要があったりと、親がしてあげなければいけないこともあります。

また、イベントの衣装を全て親が手作りしなければいけないこともあり、最低限の裁縫スキルは必要になる可能性があります。


ダンススクールに対して敷居が高く感じてしまったでしょうか。
ですが、子供の習い事は親の支援はやはり必要なものだと思います。

もしも近くにダンススクールがなかったり、通わせるのが難しいと感じる方は、オンラインスクールについて検討してみるのも良いかもしれません。

スポともダンスは、プロからマンツーマン指導が受けられるオンラインレッスンとして評価を受けています。
そもそもダンスのレッスンがどんなものなのかを確かめるだけでも良いので、体験してみるのもありだと思います。

また、こちらで子供におすすめのオンラインレッスンを紹介しています。
>>子供に習わせたい!ダンスのオンラインレッスン3選【親御さん必見】

まとめ

子供にダンスをさせることには、多くのメリットがあります。
最近では授業にダンスが取り入れられたり、TikTokが流行るなど、ダンスがより身近なものになってきていると思います。

ただ、一つ忘れてはいけないのは「ダンスは楽しむもの」だということです。

特に子供の習い事は、厳しい指導をしてコンテスト優勝を目指すといった、結果にこだわる傾向が強いように感じます。
確かにそれを乗り越えることが子供の成長にとって大事だとも思いますが、ダンスの根本にある「楽しさ」を奪ってしまったら、ダンス嫌いな子供になってしまうのではないかと心配です。

子供は、自分が好きなことは何も言わなくても学んでいきます。
まずはダンスが好きだと思えるように、手を貸してあげてください。

ダンスが好きになってしまえば、もう最強です。

今回は子供がダンスをすることについて触れましたが、大人がダンスをすることにもたくさんのメリットがあります。
以下の記事で詳しく記載していますので、併せてご覧ください。

大人がダンスをするメリットはたくさんあります【ダンスのある生活】

この記事が少しでもお役に立てましたら幸いです。


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